デジタルビジネスに向けてスキル/人材を社内で育成せよ
バイモーダルのアプローチを活用してデジタルビジネスに取り組む際に障壁となる要因の1位は、すべての企業において「スキル/リソース」の不足だ。特に日本では回答者の38%がスキル不足を指摘した。先進企業の1位もスキル/リソースだが、27%と日本企業よりは低い。
日本企業は、デジタルビジネスを推進するためのスキルと人材が不足していることを十分に分かっていることが読み取れる。長谷島氏は、「日本企業はシステム開発の外注化が進んだことによってスキルが空洞化しているのでスキルギャップが大きい」と指摘する。
さらに、AIやIoTなどの先進的な分野では、そもそもエンジニアを探して確保したくても、市場に供給がない、と長谷島氏は言う。エンジニアの数が少なく、引く手あまたの状態になっている。「社内で人材を育成するモデルに立ち返らなければならない」(長谷島氏)