海外コメンタリー

2017年、企業がハイブリッドインフラで重視すべき3つのテクノロジとは - (page 2)

Keith Townsend (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2016-12-21 06:30

 成熟したオーケストレーションソリューションによって、データセンターのリソースはパフォーマンスやコストという観点で均等に配分、最適化されるようになる。オーケストレーションソリューションによって、環境を最大限に活用するための、最も費用対効果が高いクラウドの利用方法を見出せるようになるのだ。

自動化

 デジタル変革のおかげで、ものごとの変化は従来型のインフラでは追随が難しいくらい速くなってきている。そして、デジタル変革のイニシアティブにより、ITチームはより少ないリソースでより多くのものごとを達成するよう要求される。このようなインフラの変化に追随する最善の方法が自動化だ。このため、多くのITチームはプロビジョニングプロセスから手を付けようとするだろう。ただ、プロビジョニングの自動化は確かに価値があるとはいえ、ほとんどの企業はストレージボリュームの拡張といった、その他の一般的な変化を自動化する方に価値を見出すかもしれない。

 データセンターチームは既存のワークフローと、プロセスが抱えるボトルネックを検証する必要がある。自動化という点で最も投資効率の高いのがこれらプロセスの分野なのだ。エンジニアは自動化の対象を見つけ出した後、最善の結果を生み出せるツールに力を注ぐ一方で、自動化に携わるエンジニアチームはクラウドエンジニアらと連携し、オーケストレーションプラットフォームの統合ポイントを理解するよう努めることになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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