Oracleは米国時間3月15日、2017会計年度第3四半期決算(2016年12月~2017年2月期)を発表した。
売上高は92億ドル、非GAAPベースの1株あたり利益は69セントだった。前年同期の売上高は90億1000万ドル、1株あたり利益は64セントだった。
アナリストの予測では、売上高92億6000万ドル、1株あたり利益62セントだった。
SaaSとPaaS事業は10億ドルを超えた。これは、恒常通貨ベースで前年同期比74%の増加となる。IaaSを含むクラウド事業の売上高は恒常通貨ベースで前年同期比63%増の12億ドルとなる。Oracleの最高経営責任者(CEO)Safra Catz氏は声明文で、年換算の非GAAPベースでは、クラウド全体の事業は50億ドルに達したと述べた。
「Oracleのクラウドは新しく大規模で急成長している利益率の高い事業で、これがOracleの全体の売り上げと利益を加速している。売上高は上昇しており、注目されるほぼ全ての重要な非GAAP事業の指標が改善している」とCatz氏は記している。
新規ソフトウェアライセンスの売上高は14億ドルで、前年同期比15%減となった。オンプレミスソフトウェア全体の売上高は前年同期比2%減の61億ドルとなった(いずれも恒常通貨ベース)。
Catz氏は同日の電話会議で「クラウドに軸足を移す戦略が明らかに進んでいる」と述べた。「来年度は、クラウドの売上高が新規ソフトウェアライセンスの売上高を上回ると見ている」(Catz氏)
「この1年、当社はSalesforce.comよりも多くの新たなSaaSとPaaSを販売した。そしてSalesforceの3倍以上速く成長している」とCEOのMark Hurd氏は声明文で述べている。「当社がドルの絶対額でより多くのSaaSとPaaSを販売して飛躍的に成長するという流れが続けば、全体のクラウド売り上げで当社がSalesforce.comに追いつき、追い越すのは時間の問題だ」(Hurd氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。