より賢く活用するためのOSS最新動向

Hyperledgerのミートアップで考えた、ブロックチェーン普及の必要条件

吉田行男 2017年04月05日 07時00分

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 こんにちは、日立ソリューションズの吉田です。

 今回は、急速に盛り上がりを見せているブロックチェーンの話題に触れてみたいと思います。3月16日に『第1回 Hyperledger Tokyo Meetup』が開催されましたので、その様子も合わせてご紹介したいと思います。

『Hyperledgerプロジェクト』とは

 2015年12月17日、米国のThe Linux Foundation(LF)はブロックチェーン技術の普及に向けて、新たな共同研究プロジェクトである『Hyperledgerプロジェクト』を発表しました。

 『Hyperledgerプロジェクト』とは、さまざまな業種でのブロックチェーン技術の高度化を進めるオープンソースプロジェクトで、LFが主催するプロジェクトとしては、過去最高のペースで規模を拡大中です。

 参加企業は、米IBM、米インテル、米アクセンチュア、日立製作所、富士通などのIT企業だけではなく、米JPモルガンや米CMEグループなどの金融機関、エアバスやダイムラーなどの製造業など、幅広い分野から参画しています。

 『Hyperledgerプロジェクト』の目的は、ビジネスユースのブロックチェーン技術を用いたシステム構築を目的として、オープンソースによる分散元帳フレームワークの開発や実証実験などのさまざまなアプローチをしています。ブロックチェーンのフレームワークとしては、2017年4月5日現在、下記の3つが存在しています。

  1. Fabric:米国IBM社が開発したアプリケーション/ソリューション開発の基盤技術で、コンセンサス、メンバシップ・サービス等のコンポーネントの利用を可能とするモジュラー型アーキテクチャ及びプラグ&プレイとしての特徴としています。
  2. Iroha:日本のスタートアップであるソラミツが開発したフレームワークで、分散元帳技術を必要とするインフラ・プロジェクトへのシンプルかつ容易な導入を目的としています。
  3. Sawtooth Lake: 米国Intelが開発したフレームワークで、IoTから金融分野等への幅広い領域への適用と多様な要件への対応の可能性を有し、パーミッション型、パーミッションレス型の双方に対応しています。

 今後、米国R3社が開発している「Corda」も加わる見込みです。


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