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CIOが人事部門と連携すべき理由

CIOとHRテック--採用データを可視化する意味 - (page 2)

多田洋祐(ビズリーチ)

2017-07-24 07:00

採用活動を可視化する

採用管理

 タクシー大手のA社では、アプリやビッグデータ、IoTなど、今ある先端技術をタクシーに生かせるエンジニアを中途採用したいというニーズがありました。

 しかし、IT人材は他社からの採用ニーズも高く、スピード感をもって候補者を採用のフローに乗せるため、候補者を「Excel」で管理する従来の方法から、「採用フローを整える」ことが課題となっていました。

 同社では採用管理ツールを導入し、データベース、リファーラル(従業員紹介)、人材紹介会社、自社の採用サイトなど、さまざまな採用経路を可視化させ、1年で20人もの採用を実現しました。また、採用管理の時間を削減し、採用広報にも注力できるようになりました。

 なお、われわれが企業の採用担当者を対象に、「主体的・能動的な採用活動」に対する意識調査を実施したところ「欲しい人材を採用できている」と回答した企業の67%が採用業務をデータで可視化していることがわかりました。


調査 2017年6月14日~6月30日 対象:企業で採用業務に携わる人事担当者、採用担当者、責任者 104人
あなたの勤務先の採用チームは、主体的・能動的な採用活動の実践を通じて、「欲しい人材」を採用できていますか?
  •  A群:上記設問に「できている・どちらかといえばできている」と回答:43名
  •  B群:上記設問に「できていない・どちらかといえばできていない」と回答:47名
  •  また、欲しい人材を採用できている企業(図のA群)は、「戦略的な採用活動を行うために十分な時間を割けている」と回答する割合が高く、欲しい人材を採用できていない企業(B群)と比較して32ポイントと大きな差が出ています。

     データを活用して戦略的な採用活動に時間を割くことが、欲しい人材の採用に成功につながっていることがうかがえます。

     

    調査 2017年6月14日~6月30日 対象:企業で採用業務に携わる人事担当者、採用担当者、責任者 104人
    あなたの勤務先の採用チームは、主体的・能動的な採用活動の実践を通じて、「欲しい人材」を採用できていますか?
  •  A群:上記設問に「できている・どちらかといえばできている」と回答:43名
  •  B群:上記設問に「できていない・どちらかといえばできていない」と回答:47名
  • 大手企業でもHRテックツールの導入進む

    人材管理

     入社後の活躍の促進にもHRテックツールの支援が活用されています。社員の顔と名前を閲覧できる人材管理ツール「カオナビ」は、吉野家ホールディングスや日清食品ホールディングスなど、大手企業が導入しています。

     日清食品ホールディングスでは、2020年に時価総額1兆円を目指してグローバル戦略を加速させるべく、グローバル経営人材を200人育成することに注力しており、社内データベースを可視化するために導入しているといいます。

     また、この2月に日産自動車が、2017年上期にグローバル人事システムを全世界規模で稼働するため、人事情報管理SaaS「Workdayヒューマン キャピタル マネジメント」を導入することが話題になりました

     グローバル化が進み、経営変革に取り組む企業が増えていくなか、HRテックツールの活用により、グローバル規模での人材の最適配置が今後増加していきそうです。

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