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「Microsoft HoloLens」活用広がる--建設や鉱業、医療教育など多様な現場で

Mary Branscombe (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2018-04-04 06:30

 「Microsoft HoloLens」に代表される複合現実(MR)製品は現在、産業界で普及が進んでいる。HoloLensを組み込んだ作業用ヘルメットが待ち望まれていたのには、こういった理由がある。

 土地測量や建築を手がけるTrimbleはHololensの応用に向け、Microsoftとともに作業してきている。

 TrimbleでMRプログラムの責任者を務めているAviad Almagor氏は、カリフォルニア州在住の建築家であるGreg Lynn氏が、現在では廃墟と化しているPackard Motor Carのデトロイト工場を再生するというアイデアを可視化する際にTrimbleの技術を用いて協力したという経験がある。なお、Lynn氏はこのデザインをイタリアのヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展に出展した。

 Almagor氏は「これは、全長0.5マイル(約0.8km)にわたる、かなり複雑な地形を対象としたプロジェクトだ。この一帯は複数の区画に分かれており、それぞれが複雑な空間を作り出している」と述べるとともに、「MRの利用によって、同プロジェクト内の隣接した区画間の関係の理解に役立つ卓上サイズのビューから、縮尺が1/1の没入感ある実物大のビューへと切り替え、建造物の中を物理的に歩き回り、訪れた人がどのようなエクスペリエンスを得るか確認できるようになる。これら2つのビューを切り替えることで、デザインの進展を俯瞰する優れた視点が得られる」と述べた。

 HoloLensを利用することでLynn氏は、アイデアを思いついた際に、この巨大な建造物全体への影響をすぐさま確認できるようになり、意思決定に何カ月もかけずともよくなった。

 また、遠隔地から現場を体験できるという機能は、採掘坑のような、長時間過ごしたいとは思わない過酷な環境で作業する必要がある場合にも有効となる。

 TrimbleはCaterpillarなどのパートナー企業と協力し、センサやスキャナを掘削機に取り付け、採掘坑内の詳細な3Dビューを取得し、監視や計画立案のために機材の位置を把握している。

 Almagor氏は「坑内で時間を過ごしたいと思う人などいない。遠隔地から監視できるのであれば、その方がはるかに望ましく、安全性の向上にもなる」と述べた。

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