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新年とともに、次のテクノロジの流行が生み出されるCESがやってくる。この記事では、2019年のIT業界の主要なテーマと、読者が2019年に嫌というほど耳にすることになるいくつかの話題をリストアップすることを試みたい。
これは、米ZDNetの記者4人が協力して作成した、2019年に繰り返し話題になると予想されるテーマのリストだ。
Appleがデバイスの販売台数と売上高の公表を取りやめたことは、同社が時代を代表する企業としてのピークを過ぎたことを示している。しかし、だからと言って過剰に騒ぎ立てる必要はない。Appleは今も巨大なビジネスを抱えており、利益の大きさで同社の右に出る企業はほとんどない。そして、Appleのサービスに関するアプローチは利益を得る上で有効な戦略だ。ただし今後、何が同社の成長の柱になるのかは明確になっていない。
Appleがピークを越えたことを受けて、2019年に展開されると思われる流れは次のようなものだ。
Appleはピークを越えたという言説は、今後たとえ同社が十分な利益を上げ、エンタープライズ市場のシェアを拡大し、デバイスの普及台数を維持したとしても増えていくだろう。
今後突然、企業と消費者とその間にあるすべてが、アルゴリズムやAI、機械学習の中身と、それらのシステムがどのように開発されているのかを気にし始めるようになる。Pew Researchの調査を見れば、消費者がすでに、アルゴリズムついて、あるいはテクノロジが人間に関する判断を行うのが正しいことなのかについて、疑問を感じていることが分かる。
一方、企業は、アルゴリズムやAIの無秩序な広がりに直面することになるだろう。問題は、IBMが行っている、AIの透明性を高め、バイアスを検出しようとする試みが、それに見合った成果を挙げられるかだ。
しかしそれらの問題が表面化するまでは、あらゆる企業が、何らかのソフトウェアが入っており、少しでも知性がありそうに見える要素があるものは、何でも「AI」と呼ぼうとするだろう。例えば、あらかじめ答えがプログラムされているチャットボットが「スマートアシスタント」と呼ばれているのもこれに当てはまる。
つまり2019年は、人々がAIに不満を持ち始めるが、AIの精はすでにランプから解き放たれてしまっており、主流の技術になってしまう年になる。
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