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エンタープライズソフトウェアベンダーの収益化モデルの今後を占う

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2019-08-22 06:30

 Flexeraが発表したレポートによれば、エンタープライズソフトウェアベンダーは、サブスクリプション、従量課金、ライセンスという3種類の収益モデルを組み合わせ始めているという。

Flexera
提供:Flexera

 ソフトウェアプロバイダーは利益率と成長を常に追い求めているため、今後の交渉は一筋縄ではいかなくなるだろう。企業はハイブリッドな支払いモデルの登場だけでなく、新たな収益モデルをめぐる、ベンダー間の批判合戦にも備える必要がある。

 Flexeraの調査では、エンタープライズソフトウェアベンダーの74%がサブスクリプションモデルを採用していることが明らかになった。続いて、永続ライセンスは64%、従量課金モデルは59%、成果・価値ベースの収益モデルは47%となっている。この調査は、ソフトウェアサプライヤーなど321社を対象に行われた。

 今後18カ月間は、サブスクリプションと従量制が主たる課金モデルになりそうだ。Flexeraの調査によれば、多くのソフトウェアベンダーが使用量やサブスクリプションに基づく課金モデルの拡大を計画しているという。

 興味深いのは、サブスクリプションとライセンスの融合が始まるときだ。端的に言って、純粋なクラウド主義者はすでに少数派となっている。Microsoftは既存のサブスクリプションプランとライセンスプランを融合させようとしており、Salesforceはライセンス型のビジネスモデルを持つMulesoftを買収したほか、Tableauを買収する見通しだ。SAPとOracleはライセンスモデルにサブスクリプションと従量課金モデルを追加している。

 こうしたハイブリッド型の収益化アプローチは成功するかもしれないが、取引の透明性は損なわれる可能性がある。もっとも、ハイブリッド型のシステムには企業の側も慣れているようだ。Flexeraの調査では、回答企業の52%がSaaS型での提供を中・大規模に展開しており、63%はオンプレミス型での提供を中・大規模に展開しているという。IoT機器は利用に応じた収益化モデルにも影響を及ぼすと見られているが、製品の利用データを効果的に収集できていると回答したソフトウェアプロバイダーは35%にすぎない。

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