編集部からのお知らせ
「サイバー防衛」動向の記事まとめ
「半導体動向」記事まとめ
海外コメンタリー

最高分析責任者という役割とそのインパクト--エスティローダーのCAOに聞く

Michael Krigsman (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2021-08-26 06:30

 The Estee Lauder Companiesは上級マネジメントチームの一員とするべく、最高分析責任者(CAO)という役職を設けた。この重要な役職について、そしてこれがデジタル変革への取り組みにもたらす影響について知ってほしい。CAOは、データ科学から文化に至るまでを網羅する、思いのほか複雑な役職なのだ。

 データ科学やアナリティクスはデジタル変革の基盤と言えるだろう。アナリティクスが業務上の意思決定で中心的な役割を果たすようになる中、データのガバナンスとスチュワードシップはイノベーションにおける不可欠な構成要素となっている。

 CAOは、データ科学者や業務ユーザー、IT部門、その他の利害関係者を結びつけ、全社的なデータエコシステムを作り上げるためのより良い戦略策定に向けて支援を提供する新たな役割を担う。社内の部門をまたがり、データやアナリティクスの幅広い文化を醸成するというのが、CAOの役割の中核となる。

 筆者はさまざまな業界における企業のリーダーらとデジタル変革について話をしてきた。そのような中、1つの明確なメッセージが浮き彫りになってきている。そのメッセージとは、データを洗練された方法で収集、解釈できるかどうかが競争上の優位性を左右することになるというものだ。データなくしてデジタル変革はあり得ない。そして、デジタル変革を成し遂げられない場合、ほとんどの企業は淘汰されるしかないだろう。

 筆者はデジタル変革やアナリティクスの真髄に触れるため、The Estee Lauder CompaniesのCAOであるSol Rashidi氏に話を聞くことにした。同氏は経験豊富な企業幹部であり、Merckやソニー・ミュージックエンタテインメント、Royal Caribbean Internationalでデータ関連の幹部職を務めた経験を有している。

 同氏と筆者の対話すべては、世界をリードする人々にインタビューするCXOTalkシリーズの710回目として、動画を視聴する、あるいはテキスト全文を読むことができる。

 以下は、同氏との話を抜粋したものだ。

——CAOの役割とはどのようなものでしょうか?

 (その役割は)収集や統合、ファーストパーティー/セカンドパーティー/サードパーティーのデータエコシステム、情報の収集だけでなくその連携、データの品質、データの精度、私が守りの戦略と呼ぶものにまつわることです。これらは、洞察やアナリティクスを支えるバックエンドのエコシステムすべてに関する物事が対象となります。

 一方、攻めの戦略とはアナリティクスであり、データから導き出されます。そして洞察はアナリティクスから生み出されます。

 われわれはデータを収集するためにデータを収集しているわけではありません。何かに使うために収集しているのです。そしてアナリティクスや洞察を生み出すのです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 開発

    日本のコンテナ/Kubernetes環境の本番活用が遅れる理由を2つの調査結果分析から考察

  2. 運用管理

    日本企業のDX推進に立ちはだかる「データ利活用」の壁─壁を乗り越えるための5つのステージを知る

  3. セキュリティ

    支払った身代金の平均額は約17万米ドル、復元できた割合は65% - ランサムウェア被害の現実

  4. ビジネスアプリケーション

    DXを妨げる3つの障壁を解消、内製化アプローチとIT基盤構築でDXを実現するベストプラクティス

  5. セキュリティ

    専門家 1264人への調査結果が示す、ランサムウェア攻撃による深刻な被害コストの実態

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]