セールスフォース・ジャパンは6月5日、公共機関向けソリューション「Public Sector Solutions(PSS)」の全機能を日本で提供開始すると発表した。
今回追加された機能は、「給付管理」「コンタクトセンター」「職員エクスペリエンス(職員ポータル)」「助成金管理」「事業者管理」「ソーシャルプログラム」ーーの6つの機能。詳細は以下の通り。
- 給付管理:給付制度の検索、申請、管理を1つのプラットフォームで可能にし、利用者に適切な給付制度のマッチングと利便性の高い申請プロセスを提供する。
- コンタクトセンター:職員が業務に必要な情報を検索・閲覧し、各種申請や備品調達に利用できるポータルの役割を果たす。庁内の問い合わせを一元管理し、利用者はデジタルワークフローで時間や場所を問わず課題を解決できるという。
- 職員エクスペリエンス(職員ポータル):業務上必要な情報を検索・閲覧し、各種申請のワークフローや備品などの調達に利用できる機能を備えている。職員が容易に操作できる環境を提供し、人事採用や調達管理、ITプロセスなどの業務を効率化できる。社内の問い合わせを一元管理するとともに、デジタルワークフローにより、いつでも職員が課題を自身で解決できる環境を提供する。
- 助成金管理:助成対象者に適切な資金を適切なタイミングで提供し、透明性のある助成金制度の追跡、管理、提供を可能にする。
- ソーシャルプログラム:生活困窮者の相談、評価、支援を行うケースワーカーの生産性向上を支援する。
日本のユーザーでは、九州観光機構が、2024年からPSSの一部機能をすでに導入しており、職員の業務効率化とコスト削減を実現しているという。