ソフトバンクC&S/ヴイエムウェア

　企業の本質は「ソフトウェア」だ。

　根幹となるビジネスモデル自体もそうだし、人材をはじめとする、様々なリソースを効果的に動かす仕組みもソフトだ。大小様々、膨大なソフトウェア群が集積・連携することで、企業は稼働している。

　これはコンピュータがOSを搭載し、駆動されているのに酷似している。
つまりどの企業にも、必ず「ビジネスOS」が入っているのだ。もちろんOSの方向性や特長は企業独自のものであり、OS性能で最終的なパフォーマンスも決まってしまう。

　そう考えることは、より柔軟に、ビジネスの新たな「アップデート」機会を見つけることにつながる。局所的なアップデートを積み重ね、数年単位でビジネスOS自体を完全に入れ替え、常に新生していく強靱な組織作りも可能なはずだ。

　本企画は、こうした着想に基づき、より実践的なアプローチを提案していく。なかでも効果を期待する領域として念頭に置くのが「セキュリティ」「働き方」だ。