デルと日本オラクルは5月10日、デルがシステム基盤を構築する新たなインフラ構築サービス「Oracle AS 10gインフラ構築サービス」の提供を6月1日から開始すると発表した。
同サービスは、「Oracle RACデータベース構築サービス」のオプションとして提供される。検証済みの推奨構成を提示し、短納期でフロントエンドからバックエンドまでのシステム構築支援を行う。このサービスを利用することで、ユーザー企業のアプリケーションに対して、「Oracle Application Server」と「Oracle Database」との親和性を活かした高可用性と高拡張性を持つインフラの構築が可能になるという
価格は、設計から、導入、基本動作の確認や障害系の検証ならびにバックアップ/リカバリ環境構築・検証を含み、294万円から。機器導入設置作業費は別途。
今回の発表は、デルと日本オラクルが「Oracle GRID Center」において共同検証した最初の成果となる。2社は今後も、Oracle GRID Centerでの共同検証を継続していくとしている。
具体的には、2社が推進するスケーラブルな構成の実証を視野に入れて、ストレージの運用性向上、グリッドコントロールによるシステム全体の運用監視やセキュリティ向上に関する検証を行う予定という。