ソピアと日本オラクルは6月28日、不動産業トーセイがオラクルの中堅企業向け業務アプリケーション「JD Edwards EnterpriseOne」を採用したことを発表した。
トーセイは、日本版SOXに代表される各種規制対応に向けた業務の見直し、強固な経営管理体制の構築を推進するなかで、現行会計システムの刷新を決定。 EnterpriseOneの会計機能を導入し、一般会計、売掛管理、買掛管理の業務向けに適用していく。
新システム構築の狙いとして最優先である内部統制強化を実現するため、EnterpriseOneの統合技術、拡張性、管理会計機能、入力作業、操作の容易さやWindows、Excelとの親和性が評価された。また、EnterpriseOneが不動産業界特有の賃貸管理物件ごとの収支を把握する機能を備えている点や、オラクルの業務アプリケーション製品が同業他社でも活用されている点も採用の大きな決め手となった。
ソピアでは、2006年10月からトーセイへの業務の見直しのコンサルティングを行っており、本システムの導入作業も現在同社が担当している。新会計システムの稼動開始後は、計画的に子会社会計や連結決算、プロパティマネジメントや営業管理などの分野へもEnterpriseOneの適用範囲を拡大していく予定だ。
7月から導入作業を開始し、2008年3月に稼動を開始する予定だ。