リコージャパン、「ASTERIA」活用したシステム統合で業務工数を75%削減

田中好伸(編集部)

2010-10-05 18:11

 リコージャパンの北海道営業本部は企業アプリケーション統合(EAI)ソフト「ASTERIA WARP」を導入、顧客管理業務工数の75%削減に成功したという。インフォテリアが10月5日に発表した。

 リコージャパンは7月に、リコーの国内販売会社7社が合併して発足している。リコージャパンの北海道営業本部は、増え続けるIT関連商品、サービスの契約管理について、これまで商品やサービス単位で管理されていた契約更新情報を、顧客情報をマスタとして一元管理とシステム統合を行っている。

 システム統合の中でASTERIA WARPは、データを集約するための連携ツールとしてLotus Notes/Dominoなどのデータベース(DB)に散在していたDBを統合して、業務工数を75%削減。加えて商品ごとの更新情報を顧客単位で可視化することにより、保守契約率の向上を実現したという。

図 システム構成
※クリックすると拡大画像が見られます

 リコージャパン北海道営業本部では、「運用を開始して保守契約更新率が10%向上し、売り上げに貢献できるようになった」と説明。システム開発に携わったリコーITソリューションズは「ASTERIA WARPで開発することで、要求設計時の具体的なイメージのすり合わせも楽になり、Notes/DominoのDBともスムーズに接続できた」と説明している。

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