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人材育成の新手法「アクティブラーニング」

自分で考えるから変革が起きない--鍵は知的交配にあり - (page 2)

得能絵理子

2015-08-14 07:00

3カ月でできるスモールステップを実施

 会場には専門の講師が「ファシリテーター」として会の進行を担う。ファシリテーターの説明に合わせて、さまざまなディスカッション、ワークショップが実践される。売れる商品の分析や、知的交配に必要なディスカッションのトレーニングなどが実施される。

 そして最後に必ず、こういう投げかけが行われる。 「ここから3カ月でメンバーとできることを話し合ってみてください」――既にメンバー同士が十分に打ち解け合っているタイミングで、本当のビジネス上の協業を呼び掛ける。 「最初から大きなことは目指さなくてもかまいません。まずはスモールステップが大切です。例えばお互いの事業所を訪問しあう、そんな小さなステップでも十分です」

 既に温まっている会場では、次々に小さな約束がまとまっていく。 「では、来週の水曜に行きますね。是非トマト畑を見にきてください。うちのこだわりトマトがなぜ美味しいのかわかりますよ」 「ありがとうございます。では、その次の週、いつでも構いません。うちのレスランでランチでも食べていってください。今売れてるのは……」 こうした約束から、さまざまな動きが始まっていく。

商品開発、販路開拓がすぐにできる

 実際、相手先を訪問しあうことで、これまでには予測できなかったような新しいサービス、商品が開発されるようになっていった。あるトマト農家がホテルを訪問した。農家がもってきた色違いのトマトをみて、「これ色違いで綺麗だから、今度うちのランチで使ってみましょう」――小さな協業ではあるが、農家からするとこれで販路が一つ増えたことになる。

 ホテルからすると、仕入れ先が増えたことになる。1つのビジネスが始まったことになる。 農家を営む事業者が、こういう営業活動をどんどんできればいい。多くの場合、農業に専念する事業者にはそうした機会が全くない。 旧式なやり方のまま、何年も何年も同じ人、同じ取引先との仕事をただただ繰り返しているのだ。

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