2016年に予想されるサイバーセキュリティ問題トップ10

Michael Kassner (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2015-12-10 06:15

 「インターネットはキメラのようなものだ」。ミネソタ州立大学ムーアヘッド校で計算機科学の准教授を務めるAndrew Chen氏はこう述べる。「これは、さまざまな要素が融合した化け物だ。最初は強力なものに見え、次第に魅惑的になり、最後に危険な存在になる」。現在のインターネットに対するこのChen氏の見方に反論することは難しい。また2016年にも、状況が悪くなることはあっても、良くなることはないだろう。その理由はこうだ。

1.国によるサイバー諜報活動がさらにエスカレートする

 20人のサイバーディフェンスの専門家が執筆し、Cambridge University Pressから出版された「The Tallinn Manual」では、サイバー諜報活動の定義を「敵対組織に伝達する目的で、電子的な手段を用いて情報を収集するために、秘密裏に行われた活動または偽装して行われた活動」としている。

 2016年には、スパイ的な活動はさらに増えるだろう。国家は地球上のあらゆる人間を監視するようになる。収集された情報は、経済的優位を得るため、そして地政学的な対立で電子的な武器として使用される。

1.国によるサイバー諜報活動がさらにエスカレートする

 20人のサイバーディフェンスの専門家が執筆し、Cambridge University Pressから出版された「The Tallinn Manual」では、サイバー諜報活動の定義を「敵対組織に伝達する目的で、電子的な手段を用いて情報を収集するために、秘密裏に行われた活動または偽装して行われた活動」としている。

 2016年には、スパイ的な活動はさらに増えるだろう。国家は地球上のあらゆる人間を監視するようになる。収集された情報は、経済的優位を得るため、そして地政学的な対立で電子的な武器として使用される。

提供:iStock

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