編集部からのお知らせ
宇宙ビジネスの記事まとめダウンロード
記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」
松岡功の一言もの申す

小田急電鉄の新サービスに感じた「MaaSプラットフォーマー大競争の幕開け」

松岡功

2019-10-17 10:15

 次世代移動サービス「MaaS(Mobility as a Service)」を巡って、このところさまざまな動きが活発化している。筆者が先を見越して注目するのは、この分野のプラットフォーマーの勢力争いだ。先頃発表された小田急電鉄の取り組みから、そのポイントを探ってみたい。

小田急電鉄が新サービス「EMot」に込めた想いとは

会見に臨む小田急電鉄の星野晃司社長
会見に臨む小田急電鉄の星野晃司社長

 「小田急はデジタル技術を顧客接点に生かして、お客さまに新たな価値をを提供したい」――。小田急電鉄の星野晃司社長は、同社が先頃開いたMaaSの新たな取り組みについての発表会見でこう切り出した。(写真1)

 MaaSの新たな取り組みとは、同社が開発するオープンな共通データ基盤「MaaS Japan」を活用したMaaSアプリ「EMot(エモット)」のサービスを提供開始し、アプリが有する機能についての実証実験を10月末から開始するというものだ。

 EMotは、ユーザーの日々の行動の利便性をより高め、新しい生活スタイルや観光の楽しみ方を提案するアプリである。

 星野氏によると、EMotという名称には、モビリティーサービスによる移動(Mobility)や、生活サービスを利用する日常において新たな体験と感動(Emotion)を提供していきたいとの想いを込めているという。(図1)

EMotに込めた想い
EMotに込めた想い

 また、モビリティーをシームレスにつないでいくことや、どこまでも続いていく連続性を表現するべくチューブ形状のロゴデザインを採用。「行きかた」だけではなく「生きかた」、すなわちライフスタイルを提案するMaaSアプリだとしている。

 サービス開始時点で、EMotが有する機能は「複合経路検索」と「電子チケットの発行」の2つ。複合経路検索では、鉄道やバスに加え、タクシーやシェアサイクルなどを組み合わせた経路検索ができるほか、その結果から連携しているアプリサイトへ移ってモビリティーの予約・決済ができる。

 また、電子チケットの発行では、箱根フリーパスをはじめとした企画券や飲食チケットが購入できるほか、ショッピングなどに応じて無料でモビリティーが利用できる特典チケットを発行する。

 以上の2つの機能に独自サービスを加えた3要素の有効性などを検証するため、「観光型MaaS」「郊外型MaaS」「MaaS×生活サービス」の実証実験を実施するとしている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    MITスローン編著、経営層向けガイド「AIと機械学習の重要性」日本語版

  2. クラウドコンピューティング

    AWS提供! 機械学習でビジネスの成功を掴むためのエグゼクティブ向けプレイブック

  3. クラウドコンピューティング

    DX実現の鍵は「深層学習を用いたアプリ開発の高度化」 最適な導入アプローチをIDCが提言

  4. セキュリティ

    ランサムウェアを阻止するための10のベストプラクティス、エンドポイント保護編

  5. セキュリティ

    テレワークで急増、リモートデスクトップ経由のサイバー脅威、実態と対策とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]