NTTデータイントラマートとソニックソフトウェアは11月15日、ソニックのSOA構築基盤製品「Sonic ESB」をイントラマートの「intra-mart WebPlatform V6.0」エンタープライズ版でOEMし、「IM-Sonic ESB」として標準でバンドルすると発表した。
この合意でイントラマートは、SOA構築基盤の分野でのシェア拡大を図る。一方のソニックは、SOA製品の普及と市場拡大を目指す。両社は今後、マーケティングおよび営業活動、セミナー/イベントなどのプロモーションでも協業する。
intra-mart WebPlatform Ver.6.0エンタープライズ版の価格は1CPUあたり320万円。初年度100ライセンスの販売を目指す。
従来のSOA構築基盤製品は、価格面で一般の企業が導入するには敷居が高く、SOA製品単独ではシステムとして導入しにくいという点があった。これに対して、intra-martはウェブシステムの構築基盤として1700を超える導入実績があり、蓄積してきた日本企業向けのノウハウを実装したintra-martとSOA製品の融合で、効果的なソリューションを提供できるとしている。
intra-martはウェブシステム構築のための商用フレームワーク製品群の総称。アプリケーションサーバやJ2EEフレームワーク、ビジネスモジュール群から構成され、多くの企業のウェブ基盤構築で採用されている。
Ver6.0からは、ウェブシステム開発用のスタンダード版、ワークフロー/BPM構築用のアドバンスト版、ERPフロント/SOA対応用のエンタープライズ版の3種類の製品構成となっている。