New York Timesの報道、またも空振りに
米国時間5月8日に発表されたある調査結果によると、4月下旬にNYTimesが報じたアップルの税金逃れに関する報道は、同社の評判にまったく影響を及ぼさなかったという。
YouGovという英国のブランド調査会社が実施したこの調査では、消費者に対して「あなたはこのブランド(の企業)で働くことを誇りに思うか、それとも恥ずかしく思うか」と質問し、その答えをプラス100からマイナス100までのスコア(数字)であわらす、というもの。
問題のNYTimes記事が掲載された前後のスコアは、前が52、後が58と実際には上昇し、直近でも51とほぼ同じ水準になるという。
いっぽう2011年3月に巨額の税金逃れをNYTimesに報じられたGEの場合は、記事掲載前の33から掲載後には23までスコアが急落、一週間後にはさらに14まで低下が続き、元の水準まで回復するのに約2カ月もかかったという。
この調査結果を見るかぎり、New York TimesのiEconomy特集記事はまたしても空振りに終わったということになろう。
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