編集部からのお知らせ
新着の記事まとめPDF「NTT」
おすすめ記事まとめ「MLOps」
リクルート流ビッグデータ活用術

「SUUMO」を動かすデータサイエンティストの取り組み

吉永恵一(リクルート住まいカンパニー データサイエンティスト) 

2013-04-26 07:30

 昨今、バズワードのように、ビッグデータという言葉をさまざまなところで耳にする機会が多くなりました。「ビッグデータには、われわれの知らないものすごい鉱脈が埋まっているのではないか」「ビッグデータを分析することで、われわれのビジネスを飛躍的に高められるのではないか」。

 このようなビッグデータ神話がまことしやかに囁かれている一方で、具体的にビジネスの現場において、ビッグデータを何にどう生かしていけばよいのか分からないという声も聞こえてきています。

 リクルートでは、ビッグデータへの取り組みをこの2、3年あまりで加速させ、需要予測や広告予算の最適化、ウェブリコメンデーションなどの分析ソリューションを生み出してきました。ただし、われわれは、意思決定のすべてをデータ分析結果に委ねる、といったデータに過多に依存するスタンスは取っておりません。

 分析結果を含めたさまざまな情報をどんなに集めにいっても100%の情報が出そろうことはまずありませんし、100%の情報が集まるまで意思決定できないとすると、マーケットのスピードに置いていかれてしまいます。われわれは、情報の不完全性をある程度のレベルで許容しつつ、スピード感を持ってビッグデータと向き合ってまいりました。

 今回は、リクルートにおけるデータマネジメントの考え方や取り組み内容をご紹介することで、ビッグデータは本当に役に立つのか、どのようなシーンで役に立つのかなど、ビッグデータの活用イメージを伝えたいと思います。

ビッグデータマネジメントを通した2つの活用出口

 リクルートのビジネスは、われわれが提供するメディアに、物件情報や中古車情報、飲食店情報などを掲載いただくクライアントとそのメディアを通して情報を探索するカスタマーの2者を媒介することで成り立っています。

 そんな中、われわれの介在価値として、資料請求や店舗への来店など1つでも多くのカスタマーアクションをクライアントに返すことが求められます。データマネジメントを通して上記を実現するために、われわれは、大きく3つのことにチャレンジしています。(図1をご参照ください)

図1 ビッグデータマネジメントの全体像
図1 ビッグデータマネジメントの全体像

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    アンチウイルス ソフトウェア10製品の性能を徹底比較!独立機関による詳細なテスト結果が明らかに

  2. 経営

    10年先を見据えた働き方--Microsoft Teamsを軸に社員の働きやすさと経営メリットを両立

  3. セキュリティ

    6000台強のエンドポイントを保護するために、サッポログループが選定した次世代アンチウイルス

  4. セキュリティ

    ローカルブレイクアウトとセキュリティ-SaaS、Web会議があたりまえになる時代の企業インフラ構築

  5. 運用管理

    マンガでわかるスーパーマーケット改革、店長とIT部門が「AIとDXで トゥギャザー」するための秘策

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]