
小さなレゴ製ラックの中に収められたRaspberry Piのクラウドは、腕の下に抱えて運ぶことができる、数少ないクラウドプラットフォームの1つかもしれない。
「Raspberry Piのクラウドが持つ素晴らしい点の1つは、持ち運びできるということだ。このかたまりを文字通り抱えて、授業に持ち込み、その場でデモを行うことができる」と、グラスゴー大学計算機科学科のDavid White氏は言い、このプラットフォームはソフトウェアの導入とネットワーキングについて教えるために使われていると付け加えた。
「x86のノードを使って同じようなことをしようとすれば、ずっと高価なものなるだけでなく、マシンルームに置かなくてはならなくなり、実際に触らせながら教えられるという特長と、持ち運びできるという利点を失うことになる」
「主な目的は、計算能力ではなく論理について似ているものを作ることだ。重量比あるいは使用電力比での計算能力が欲しければ、x86のクラスタを作った方がずっといいだろう」