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レッドハットCEOが語る--VMwareとの競合、「OpenStack」、「CentOS」 - (page 2)

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2014-07-25 07:30

「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)7」とアップグレードの理由

 Whitehurst氏は、顧客がRHEL 7に移行する理由を尋ねられた際、その質問は的外れだと答えた。顧客がいつアップグレードするのかについては気にしていないのだ。同氏は「Red Hatのビジネスモデルで最も重要な点の1つは、顧客がアップグレードするかどうかを気にかけないというものだ。顧客がサブスクリプション契約によるサポートを受けているのであれば、そのようなことは関係ない」と述べたうえで「顧客がアップグレードするかどうかは、われわれにとって経済的な観点から言えば重要ではない」と続けた。

 コンテナをサポートするとともに、その他多くの機能を詰め込んだRHEL 7は、今までのリリースとよく似たアップグレードサイクルとなるはずだ。顧客は既存のワークロードを、現在稼働させているRHELのバージョンにかかわらず実行していくことになるだろう。そして新たなワークロードは、パブリッククラウドとプライベートクラウド双方への配備が可能となるよう構築されている最新バージョンで稼働することになる。

OpenStack

 Whitehurst氏のOpenStackにかける情熱はまったく衰えていない。同氏はRed HatがOpenStack最大の貢献者である点と、同社がOpenStackを大企業向けのセキュアで安定した製品にすることを目標にしている点に言及した。また同氏によると、分断化は問題ではなく、「多くの競合がOpenStackに否定的であり、分断化されていると主張している。それでもLinuxほどに分断化されているわけではない」という。

 OpenStackに対するRed Hatのアプローチは、ハードウェアやコンサルティングのサービスではなく、サポートを販売するという点でユニークだ。プロプライエタリなテクノロジを追加してOpenStackをオープンなものから遠ざけていくという動機は存在していない。同氏は「われわれはIBMやHewlett-Packard(HP)とは異なった価値観を有している」と述べた。

Red HatをRed Hatたらしめているもの

 Red HatがLinuxやクラウドの企業であると認識されるべきかどうかという質問をした際、Whitehurst氏はいら立ちを隠さなかった。Red Hatはオープンソース企業であり、それが同社のあらゆる動きを決める指針となるのだ。同氏は「われわれのDNAに刻まれた遺伝情報は、企業に適用可能な、最も先進的なオープンソースプロジェクトに目を向けるというかたちで発現する」と述べた。

 このDNAはRed Hatをクラウドへと導き、LinuxをOSからミドルウェアへ、そしてPaaSや仮想化へとも導いた。オープンソースは将来、Red Hatをネットワーキングに導いていくことになるだろう。

 Whitehurst氏は「オープンソースによって、数多くの分野への扉を開くためのブランドという鍵がわれわれに与えられた」と述べるとともに、「われわれは企業にとって最も価値のある分野すべてに目を向けている。どこかの時点でネットワーキングがわれわれにとって理にかなう分野となるだろうし、われわれはOpen Daylightプロジェクトに積極的にかかわっている。またオープンソースを手がけており、どのような分野であってもそれを製品システムのかたちに作り上げる」と述べた。

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