これに関して驚くのが、サムスンという巨大な企業が深刻な販売不振に陥っているのと同時に、この変化が起こっているということだ。では、この魔法のような数はどのようにして成り立つのだろうか。現在、非常に多くの優れたデバイスが、Xiaomi(小米科技)、LG、HTC、ソニーといった他の企業によって開発されていることが大きい。こうした企業は全て、Android搭載のデバイスを作っている。サムスンが不振に陥っているときでも、ライバルがその代わりを務めて(さらにそれ以上の結果を出して)いるのである。
Androidの力はMicrosoftにまで入り込んでいる。かつて、コンピュータ世界の全てを支配していた同社は、スマートフォン「Nokia X2」にAndroidを搭載しようとしている。これは、普通のAndroid OSではない。それはGoogleサービスのないAndroidで、Windowsのモバイルプラットフォームのルックアンドフィールを採用している。しかしその内部では、Androidのオープンソース要素が主導権を握っている。これは、「新興市場に存在する、次の十億人のスマートフォンユーザーをターゲットとした」、低価格でコスト意識の高い仕様のデバイスだ。
プラットフォームにとって、こうした新興市場は非常に重要になっている。Xiaomiがコスト効率の良い、低価格スマートフォン「Mi」シリーズで急激に成長したのはそのためだ。
Xiaomiはどうやってこれを成功させているのだろうか。
一言で言うと、Androidだ。
「iPhone 6」が発表されれば、状況は変化するかもしれないと推測する人々もいる。これに歴史が関係するとすれば、そうした変化は起こらないだろう。確かに、iPhone 6は猛烈に売れるはずだ。しかしその購入者の圧倒的多数は、「iPhone 4」と「iPhone 5」からアップグレードする人々だ。AndroidからiOSに情勢が変わることはない。大量のiPhone 4とiPhone 5が、リサイクル用のゴミ箱に入れられるか、eBayやCraigslistで売られるというだけだ。
Androidはしばらくの間、世界のコンピューティングプラットフォームを支配し続けるだろう。ユーザーのビジネスプロセスが全てAndroidで行われることは(近い将来は)ないかもしれないが、その実現に向けてAndroidは進化を続けるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。