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スマートマシン時代の到来

「学習するマシン」は人間の能力を超えるのか - (page 2)

林 雅之

2014-10-09 07:00

「学習するマシン」は人間の能力を超えるのか

 「学習するマシン」のテクノロジが進展し、すでに人間がコンピュータに負けるという状況も出てきている。

 3月に、将棋のプロ棋士5人と5つのコンピュータ将棋ソフトが対決する団体戦「第3回将棋電王戦」が開催された。最終結果はプロ棋士側の1勝4敗と、大きく負け越した。


提供 日本将棋連盟

 将棋はチェスに比べると持ち駒を使うために、はるかに難易度が高いと言われていたが、最新のコンピュータ将棋は人間のプロに匹敵、さらには人間を超える棋力を持つようになっている。

 コンピュータは、過去の数万局にもおよび膨大な対局の棋譜データを分析し、機械学習することで将棋に勝つためのアルゴリズムを自動生成し、最適な一手を導きだしている。

 日本将棋連盟会長の谷川浩司氏(十七世名人)が、「人間は、先入観や経験則に左右されやすい」とコメントしているように、コンピュータの膨大な棋譜データに基づく正確な判断が大きく勝敗を左右していると言える。

 「学習するマシン」による東大合格を目指す取り組みも始まっている。国立情報学研究所や富士通研究所などが中心となり、2016年度までに大学入試センター試験で高得点を取り、2021年度には東京大学の入試に突破することを目標にした人工知能「東ロボくん」の研究活動を進めている。


出所:Todai Robot Project

 2013年11月に実施した実際のセンター模試の結果では、900点満点中387点で偏差値が45とまだ平均点以下となっているが、東大プレテストでは、文系数学では偏差値60と高い結果を獲得している。

 「東ロボくん」は問題の内容を理解し、コンピュータで処理可能な形式の変換や、知識データベースから判断するというプロセスの構築や常識判断など課題は山積しているが、2021年度には東京大学の入試に合格という目標は達成される可能性は十分にあるだろう。

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