セールスフォース・ドットコムは12月4日、日本市場への投資をさらに強化すると発表した。
日本とアジア太平洋地域で拡大している顧客ベースへのSalesforce Customer Success Platform導入を支援するため、日本で2番目となるデータセンターを開設する。新たなデータセンターの詳細は、2015年前半に明らかにする。
コーポレートベンチャー事業部のSalesforce Venturesが日本で20社目となるテクノロジ企業に投資した。今回の対象は、店舗内マーケティングとディスプレイ最適化と画像解析技術を提供するABEJAと、営業最適化のクラウドサービスを提供しているWEIC。セールスフォースのパートナーエコシステムに加わってアプリケーションとコンサルティングサービスを提供するという。
Salesforce Venturesは、企業が新たな手段で顧客とつながることを実現するためのエンタープライズテクノロジに投資をしており、投資先企業には資金提供のみならず、セールスフォースのイノベーターとエグゼクティブの指導で競争力を高めることができるとしている。
セールスフォース・ドットコム ファンデーションが支援する日本の非営利組織(NPO)が500団体に達した。日本での2014年の従業員のボランティア活動の時間数が1万時間を超えたことも明らかにした。支援先NPOには、セールスフォース・ドットコム ファンデーションとコンサルティングパートナー13社のサポートが無償提供される。
500団体目となったのは、日本の伝統文化を世界に発信している日本伝統文化交流協会。セールスフォース・ドットコム ファンデーションの支援で同協会約40人のスタッフとアドバイザーはプロジェクトの進行や寄付金に関する情報を効率的かつ効果的に管理できるようになるという。