短時間ながらディスカッションも開催
各自のセッションの終了後、チェアを務める奈良先端科学技術大学院大学の准教授である門林雄基氏がモデレータとなり、ディスカッションが行われた。
奈良先端科学技術大学院大学の門林雄基氏
スマートシティ、スマートメーターに関してや、オープンデータの活用による効率化、大手が独占せずに市場を広げていくために必要なことなどについて意見が交換された。ビジネスについて土岐氏は「APIの公開によってビジネスを拡大することはできるが、現在は大手によるクローズドなものが中心。オープンなAPIに取り組んでいくべき」と述べた。
山田氏は「重い課題である」とし、アップルやグーグルが本気を出して家庭向けのプロトコルを開発したら、デベロッパーやサービスはそちらに流れる。クアルコムの水平型ビジネスと彼らの垂直型、サービスを提供する人にとっては同じなので、規模の経済では難しい課題であるとした。赤塚氏は、あくまでもオープンソースを粛々とIoTにきちんと生かしていくスタンスであるとした。