編集部からのお知らせ
宇宙ビジネスの記事まとめダウンロード
記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」
デジタル未来からの手紙

デジタル化と新たな“ハイブリッドクラウド”の関係--CIOとIT部門の役割が変わる

林 雅之

2016-04-21 07:00

 あらゆるものがデジタル化され、既存ビジネスモデルの転換や新たなビジネスの創出につながる「デジタルトランスフォーメーション」への注目が高まっている。ユーザー企業のデジタル化への対応は、長期的な競争優位が築く上で重要な位置付けとなっている。

遅れが目立つ日本企業のデジタル化

 IDC Japanは3月17日、「国内デジタルトランスフォーメーション(DX)成熟度に関するユーザー調査結果」を発表した。この結果によると、日本のユーザー企業のデジタル化への対応の遅れが顕著となっている。

 従業員1000人以上のDXを推進する大規模企業に所属にしている部長職以上の243人によるアンケートによると、国内ユーザー企業のIDC Maturiy Scapeでは、レベル1(個人依存)の成熟度を持つ企業が17.2%、レベル2(限定的導入)が45.6%、レベル3(標準基板化)が28.7%、レベル4(定量的管理)が7.2%、レベル5(技術的革新)が1.3%となっている。

出所:国内デジタルトランスフォーメーション(DX)成熟度に関するユーザー調査結果
出所:国内デジタルトランスフォーメーション(DX)成熟度に関するユーザー調査結果
IDC Japan 2016.3

 国内ユーザー企業の約半数が、レベル2(限定的導入)の成熟度にとどまっており、レベル3(標準基盤化)が相対的に多い米国と比較すると、全社的な取り組みが遅れている状況だ。

 IDC Japanでは、日本では、多くの企業がレベル2(限定的導入)の段階にあり、ユーザー企業には、

DXの取り組みを全社的な動きにつなげるために、最高経営責任者(CEO)によるDXビジョンを明確にしたリーダーシップが求められる

 としている。

 また、Gartnerは3月30日、「世界のCIO(最高情報責任者)2900人以上のサーベイ結果と日本企業のCIOに対するサーベイ結果への考察」を発表した。

 広義のデジタル化への支出がIT支出全体に占める割合は、世界の平均と日本企業を比較した場合、世界の平均の方が高くなっている。「デジタル化への支出が75%以上ある」と回答したユーザー企業の割合は、世界の平均では20%近くに対して日本企業は約8%と、日本のデジタル化への対応が出遅れていることを指摘している。

 日本において、ユーザー企業が、世界の市場競争に勝ち、既存ビジネスモデルの転換や新たなビジネスの創出には、DXを推進していくための、CIOによるリーダーシップや、デジタル化に向けた予算の再配分が求められている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    MITスローン編著、経営層向けガイド「AIと機械学習の重要性」日本語版

  2. クラウドコンピューティング

    AWS提供! 機械学習でビジネスの成功を掴むためのエグゼクティブ向けプレイブック

  3. クラウドコンピューティング

    DX実現の鍵は「深層学習を用いたアプリ開発の高度化」 最適な導入アプローチをIDCが提言

  4. セキュリティ

    ランサムウェアを阻止するための10のベストプラクティス、エンドポイント保護編

  5. セキュリティ

    テレワークで急増、リモートデスクトップ経由のサイバー脅威、実態と対策とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]