加えて、SS9100とIPstageシリーズが混在するネットワークがIP内線として活用できるようになり、通話品質の劣化防止とOKI独自のVoIP技術「eおと」の利用ができるようになる。加えて、クライアントPCでの通話ソフト「Com@WILL ソフトフォン」を利用してテレビ会議やアプリケーション共有、プレゼンス表示もできるという。
SS9100とIPstageシリーズのSIP連携機能ではまた、柔軟なネットワークマイグレーションを利用できるようになるという。SS9100とIPstageの中から規模や価格に応じて、システム拡張計画にあわせて最適なシステム導入が可能になる。
従来は、主要拠点のPBX更新から企業内IPセントレックス化を推進していく手法が主流だったが、SIP連携機能を活用することで、中小規模拠点の老朽化したPBX/ビジネスホンからIPstageへ更新し、最終的にSS9100による企業内IPセントレックス化を実現していくといったマイグレーションを展開できるようになる。
OKIではこの販売にあわせて、SS9100とIPstageシリーズ共通で利用可能なIP電話機「MKT/IP-30DKWHF-V2」「MKT/IP-10DSW-V2」「MKT/IP-30DKWHFWL」の3機種も発売する。これらのIP電話機では、OKI独自の音質技術である「eおと」「マイeおと」を標準搭載し、現行の多機能電話機であるマルチキーテレホンRシリーズの端末と同等の操作性を継承している。
新機種のうちのMKT/IP-30DKWHFWLは、無線IP電話機であり、オフィスの無線LAN環境下でPCと同様に統合できる。無線LANに対応していることで、オフィス内のレイアウト変更でも煩わしい配線工事などを必要とせずに電話を配置することができる。また、一時的なプロジェクト対応ルームや対策会議室などで柔軟に電話機を設置することもできるようになっている。