ZDNet Japan読者の皆さん、こんにちは。CIO Comes Aroundの第2回目は「IT戦略」です。
あちこちでCIOの役割である「IT戦略立案」の重要性が説かれているため、「耳にタコ」の状態かもしれませんが、どうやって「立案」していけばいいのか釈然としない方もいらっしゃるでしょう。
社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の調べによると、IT戦略の策定と経営層の支援獲得を両立している企業は全体の64%となっています。64%という数字はそれほど高くありませんし、そのうち十分実現できていると自信を持って答えた企業はわずか14%です。
実は日本の企業で経営戦略と十分にリンクしたIT戦略を立案し、経営者の十分な理解と承認を得た上で支援をもらっている企業は、それ程多くないのです。
CIOは経営の言葉で語っているか?
では、どうしてIT戦略の立案と支援の獲得がうまくできないのでしょうか?