モノのインターネットの衝撃

ITと社会インフラの統合で新興国向け巨大市場を拓く--日立のIoT戦略(前編) - (page 2)

大川淳 怒賀新也 (編集部) 2014年03月13日 07時30分

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 また、2014年1月にはクラウドを活用した鉱山運行管理システム向けに、ダンプトラックやショベルの運行管理を効率化、高度化するための実証プロジェクトを開始した。これは同社と日立建機の子会社で鉱山運行管理システムの開発、製造、販売、保守を手がけるカナダのWenco International Mining Systemsが共同で推進する。

 Wencoは、日立のクラウド技術を新たに導入した鉱山運行管理システム「Fleet Management System(FMS)」を展開しており、これをカナダの大手資源会社であるTeck Resourcesの鉱山開発現場に適用する。


 具体的には、Teckが手がける数キロメートル四方におよぶ広大な鉱山の現場の1つに、今回開発したFMSを用いる。日立が北米に持つデータセンターにWenco社のFMSのシステム基盤を構築し、SaaSの形式でFMSを提供。システムの性能を検証する。

 FMSは現場にあるダンプトラックやショベルなどの鉱山機械に搭載し、ダンプトラックやショベルの効率的な運用を実現するため、車載コンピュータ上にオペレーターへの運行指示を表示する。日立によれば、通常FMSは鉱山の現場ごとに構築、運用されているが、今回の実証プロジェクトではクラウドの活用により、遠隔地から複数の鉱山を管理し、運行指示を出すことが可能であることを検証する。

 同社は、FMSの導入と運用のコスト低減を見込んでおり、従来は導入が難しかった小規模な鉱山などの現場への導入拡大を期待している。

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