三国大洋のスクラップブック

アップルはビーツ買収で何を手に入れるのか(前編) - (page 4)

三国大洋

2014-05-14 08:00

追記1.
Beats by Dr. Dreの製品デザインを手がけてきているAmmunition Groupというデザインスタジオがある。ここの創業者のRobert Brunnerという人物は、1989~1996年にAppleで工業デザインの責任者(Director of Industrial Design)を務めていた経歴の持ち主で、後任にあたるJony Ive(Senior Vice President of Design)を連れてきたのも、このBrunnerだったという。

追記2.
AppleがBeats Musicを手に入れると、ハードウェアと音楽ストリーミングサービスの一体化(業種の垂直統合)が進む可能性が高い。Amazonあたりは、開発中とされる独自のスマートフォンを投入すれば、すぐにでもできる(Prime会員に無料でサービス提供するといった形)。また新規株式公開(IPO)のタイミングを見計らっているSpotifyは、株式市場の環境が良くならなければ、GoogleやMicrosoftあたりへの売却といった話もでてくるのではないか…。GigaOMの記事にはそういう指摘もある。

追記3.
音楽とスポーツが国境を越えて広まっていくのは今に始まったことでもないが、Appleとの絡みでいうとPiper Jaffreyの若者調査で、Nikeが「洋服のブランド」全体(Top Clothing Brands、スポーツ系アパレルブランドだけでなく)の中で圧倒的に支持されている点も目を惹く。

(敬称略)

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