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心理的な不安の打破が課題--ドロップボックス・ジャパンの河村社長 - (page 4)

吉澤亨史 山田竜司 (編集部)

2015-01-15 16:36

 また、データを格納する際にも、ひとつのデータを分割して、それぞれを暗号化しています。さらに、ユーザーデータとメタデータを別々のデータセンターで管理しています。そのため、一方に侵入してもデータを読めませんし、たとえ暗号化を破っても片方のデータだけではどんなデータかわからないわけです。


 データセンターは米国の東西の2カ所に設置しています。最近では、社内のデータを海外に出す心理的な抵抗が減っていると感じます。それよりも、同期とシェアに特化したアーキテクチャのデータセンターを活用した方がコストも下がりますし、顧客のメリットや安全性も高くなります。

 確かに、米国では政府がデータを閲覧するという可能性があります。しかしDropboxのデータセンターは、米政府からデータを守ることにおいて調査機関(EFF:The Electronic Frontier Foundation)から5点満点の評価を受けています。きちんとしたポリシーで運用している証といえるでしょう。

 クラウドサービスは使う側も早くて安いものを求めます。一方、顧客が持っていた複雑性やコスト、面倒くささをすべて引き受けるわけですから、そのための先行投資の苦労は半端ではありません。しかし、ユーザーを傷つけないという強いこだわりから起業時より投資を続けています。

--2020年のクラウドストレージサービスの展望は。

 ITのコンシューマライゼーションは続くと思います。個人が使うアプリケーションやデバイスといった便利なものを仕事に使えるものにすることは、非常に大きな価値があります。

 われわれのすべきことは、コアな機能をどんどん伸ばしていくことと、他の製品とのインテグレーションを加速してエコシステムを作っていくことです。2020年にはある程度でき上がっていると思いますし、企業のスタイルもどんどん変革されていくと思います。そうなったときに、プラットフォームや容量に制限があるものは生き残れないでしょう。事業継続計画(BCP)もクラウドストレージサービスが担っているかもしれません。

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