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展望2017

IT企業の年頭所感(3)--データ駆動型を支えるネットワークとセキュリティ - (page 3)

ZDNet Japan Staff

2017-01-06 07:30

トレンドマイクロ 取締役副社長 大三川彰彦氏

 2016年は、法人/個人問わずデータを暗号化し復旧の見返りに金銭を要求するランサムウェアの被害が顕著でした。企業においては、約25%がランサムウェアの被害に遭い、ビジネスの継続性を脅かすリスクとなっていることが伺えます。

 また、スマートテレビなどIoTデバイスへの攻撃も複数発生し、新たなサイバー攻撃の幕開けとなりました。(2016年6月 トレンドマイクロ調べ)

トレンドマイクロ 取締役副社長 大三川彰彦氏
トレンドマイクロ 取締役副社長 大三川彰彦氏

 では、2017年はどのような年になるでしょうか。トレンドマイクロは、人工知能(AI)やIoTが情報セキュリティにおいて注目すべきキーワードとなると考えます。例えば、IoTの普及により、企業/組織は消費者の情報を取得することで、より個々の消費者にカスタマイズしたサービスを提供できるようになります。

 一方で、ヘルスケア情報、決済情報など、より重要性の高い機微な情報を企業/組織が保有するため、これらの情報が漏洩した際のリスクを踏まえたセキュリティ対策が求められます。自動車の自動運転、工場のスマート化などさまざまなIoTが普及する中で、新たな対象へのサイバー攻撃に対する備えが必要になるでしょう。企業/組織においては、従来の情報資産の守り方から発想を転換するセキュリティ戦略が必要になるでしょう。

 また、ランサムウェアのような巧妙化/悪質化するサイバー攻撃はとどまることを知りません。2017年はサイバー犯罪者がランサムウェアを用いて窃取した情報をアンダーグラウンド市場で販売するなど企業の事業継続を脅かすサイバー攻撃が深刻化することが考えられます。

 脅威は従来のセキュリティ対策の抜け穴をかいくぐるように隠蔽化し、金銭に結び付く情報を窃取するために、より巧妙化することが予測されるため、成熟した伝統技術とAIなどといった新しい技術の融合により、リスクを低減化するセキュリティアプローチが求められるでしょう。

 当社では、伝統技術と新しい技術の融合によりイノベーティブな技術へと昇華させ、相反するセキュリティと利便性の向上を同時に実現するセキュリティアプローチ「XGen」に基づいたソリューション提供を推進してまいります。

 トレンドマイクロは、技術革新とソリューションの提供を通してビジョンである「デジタル情報を安全に交換できる世界の実現」を目指します。

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