Googleはクラウド分野の大手であり、同市場における重要なプレーヤーだとされている。そして、「Google Cloud Platform」とアプリや機械学習の組み合わせは、非常に強力だと言える。とはいえ、売上高に関して言えば、Google Cloudは他のカテゴリに組み入れられてしまっている。
Googleの第4四半期におけるその他の売上高は、前年同期比62%増の34億ドルだった。同社は、ハードウェアや「Google Play」、Google Cloudの業績が好調だったと述べている。
GoogleのCEOであるSundar Pichai氏は、同社決算発表の電話会議で以下のように語っている。
われわれは2016年にGoogle Cloud Platform、すなわちGCPの全分野で製品を拡充し、大きく歩を進めた。顧客からは、期待を上回っているという声が定期的に寄せられており、データアナリティクスや機械学習と、セキュリティやプライバシー、アプリケーション開発ツール、インターネット接続されたビジネスプラットフォームの構築に向けた能力(最近買収したApigeeのテクノロジを活用する)という4つの重要な分野で真の差別化を実現している。
2016年通期では、その他のカテゴリの売上高は100億7000万ドルだった。Google PlayとGoogle Cloud、ハードウェアの内訳は不明だが、「Google Apps」のおかげで今のところGoogle Playが売上高の多くを占めていると筆者は考えている。透明性評価のレベルはDだ。
Oracle
最後にOracleに目を向けてみよう。Oracleは11月30日までの6カ月間でクラウドの総売上高が前年同期比11%増の20億ドルだったと発表している。OracleはSaaSやPaaS、IaaSの業績を個別に発表している。また、NetSuiteを買収したOracleは、他の大手プロバイダーと同様、ランレートを大きく増加させられるだろう。XaaSの内訳が把握できるというのは歓迎すべき話だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。