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山谷剛史の「中国ビジネス四方山話」

アプリ内ミニプログラムは如何に普及したか - (page 2)

山谷剛史

2018-04-24 12:28

 話を戻すと2018年1月に微信小程序を一気に認知させたきっかけはライトなゲームだ。「跳一跳」というゲームでタップしてキャラクターをジャンプさせて隣の離れたブロックまでジャンプさせるというものだ。最近中国ではライトなゲームが微信での話題作りになるとばかりにブレイクすることがよくある。

 例えば中国向けでない日本の「旅かえる」がブレイクもそうだ。「跳一跳」リリースと同じくして微信小程序でのゲームリリースができるようになった。QuestMobileの調査によれば、微信小程序の人気上位20アプリのうち9アプリがゲームアプリとなっている。

 ゲームにけん引されてそれ以外のアプリ(ミニプログラム)の利用も増えている。例えばシェアサイクルのMobikeのミニプログラムの累計ユーザー数は1億3230万となったほか、食べログのような「美団」「大衆点評」といった定番のサービスのミニプログラムの利用者も増えた。

 いつでもどこでもアプリをダウンロードできる背景のひとつとして、近年安くなったデータ通信料金がある。ようやっとデータ通信使い放題のプランが出てきて、データ通信量が制限された半定額プランの値段も引き下げられたことから、どこでも動画を見られるようになり、どこでもアプリをインストールすることができるようになった。データ通信利用価格が庶民に優しくないプランであれば、ショッピングモールで公衆無線LANを拾い続ける人々ばかりで、こうした「どこでもアプリを導入する」というライフスタイルも普及はしなかっただろう。

 インスタントメッセンジャーである微博内で動かすアプリの普及により、新たなキラーサービスが出てきた。それはまた別の機会に書くことにする。

山谷剛史(やまやたけし)
フリーランスライター
2002年より中国雲南省昆明市を拠点に活動。中国、インド、アセアンのITや消費トレンドをIT系メディア・経済系メディア・トレンド誌などに執筆。メディア出演、講演も行う。著書に「日本人が知らない中国ネットトレンド2014 」「新しい中国人 ネットで団結する若者たち 」など。

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