津田氏 多くの組織ではこれまで、PCを持ち出し禁止にしていました、次にUSBの持ち出し、持ち込みの禁止が始まりました。そして今、メール添付ファイルの禁止が始まろうとしている。オンラインストレージに収束していくしかないと思います。これは非常に大きな動きになると思ってます。
佐々木氏 これからオンラインストレージはインフラ化していくと思います。電子メールのシステムと接続性が高いので、既に裏側ではインフラの一部となっています。トライポッドワークスのオンラインストレージでもそうですし、誤送信対策製品と連携させると、ユーザーが送信した添付メール、ネットワーク経路の途中でメール本文と添付ファイルを自動的に分離して、ファイル側はオンラインストレージに格納してリンク情報に変換してメールを送信します。

しかも、これはもともとフィルタの機能ですので、Excelだけ送る、一定の大きさのファイルだけを送る、もしくはPDF以外のファイル形式のときはZIP暗号で送るといったこともできます。あるいは、受発注の業務システムの裏側で動かすこともできます。こうしたニーズは非常に増えてきています。そういう意味ではトライポッドワークスのAPIはスクリーニング装置になっていまして、先ほど津田さんがおっしゃったようにオンラインストレージのインフラ化はこれから進んでいくと思います。
津田氏 マイナンバー制度施行や情報漏えい事件がきっかけとなり、結果として大きなイノベーションが始まろうとしています。しばらく動向には目が離せません。自社の業務の効率化や自動化、コスト削減の視点からも、導入を検討してみてほしいと思います。