
「IBM RT PC」(「IBM 6150」とも呼ばれていた)は、IBM製の「ROMP」プロセッサベースのコンピュータだ。発売は1986年で、「RT」はRISC Technology(縮小命令セットコンピュータ技術)を意味する。
このマシンは、IBMによるUNIX 1.xと2.xの移植版OSである「IBM AIX」で動作したが、「Academic Operating System」(AOS)や「Pick Operating System」も動かすことができた。
1990年には後継プロセッサである「IBM RS/6000」と「POWER」プロセッサシリーズが発表され、これがPowerPCプロセッサの基礎となった。