
1980年6月に発表された「Displaywriter System」には、PCのワープロソフトウェアが持つ機能の一部が導入された。当時はまだ、文書はタイプライターで作成されるのが普通だった。
このマシンは、あとから改訂できるように文書の保存と取り出しを行う機能を持ち、5万語の頻出単語を使用したスペルチェックを行うことができた。
このシステムは、ユーザーが高品質な文書を「草稿を作成するスピードで」作成できるようにすることを目指して設計された。
DisplaywriterにはIntel 8086プロセッサと、160Kバイト、192Kバイト、224KバイトのいずれかのサイズのRAMが搭載され、シングルディスケットユニットまたはダブルディスケットユニットが付属していた。
基本システムにはディスプレイ、タイプライターに似たキーボード、プリンタ、ディスケットの読み書きを行うデバイスが含まれており、100ページ以上のテキストを扱う能力があった。