国家関与の高度で危険な18のマルウェア - 2/18

Catalin Cimpanu (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 石橋啓一郎

2019-08-16 06:30

Flame

 セキュリティリサーチャーらが2012年に「Flame」を発見した際、それを「マルウェア」だとは形容しなかった。Flameがあまりにも高度だったため、その構造を説明するために「攻撃用ツールキット」という表現が用いられたのだった。その点では、Reginと似ているところがある。

 前述したように、FlameはFlameフレームワーク上で動作するモジュール群で構成されており、攻撃に必要となる機能に基づいて展開される。

 イランの国家コンピューター緊急事態対策チームMAHERは、2012年に同国の政府機関がFlameによる攻撃を受けていることを発見した。同マルウェアは、「Stuxnet」マルウェアによる攻撃の2年後に発見され、NSAのコード名であるとの憶測もあるEquation Groupの手によるものだとされた。その後、他の中東政府への攻撃でも用いられたことが明らかになっている。Flame関連の現時点で最も的確な説明については、Wikipediaの該当ページを参照してもらいたい。

Flame

 セキュリティリサーチャーらが2012年に「Flame」を発見した際、それを「マルウェア」だとは形容しなかった。Flameがあまりにも高度だったため、その構造を説明するために「攻撃用ツールキット」という表現が用いられたのだった。その点では、Reginと似ているところがある。

 前述したように、FlameはFlameフレームワーク上で動作するモジュール群で構成されており、攻撃に必要となる機能に基づいて展開される。

 イランの国家コンピューター緊急事態対策チームMAHERは、2012年に同国の政府機関がFlameによる攻撃を受けていることを発見した。同マルウェアは、「Stuxnet」マルウェアによる攻撃の2年後に発見され、NSAのコード名であるとの憶測もあるEquation Groupの手によるものだとされた。その後、他の中東政府への攻撃でも用いられたことが明らかになっている。Flame関連の現時点で最も的確な説明については、Wikipediaの該当ページを参照してもらいたい。

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