
NotPetya
WannaCryの流行から2カ月後、2つめのランサムウェアの流行が世界を襲った。「NotPetya」と呼ばれるこのランサムウェアは、ロシアのグループであるFancy Bear(APT28)が開発したものとみられ、当初はウクライナなどで展開された。
ところが、共有ネットワークや企業のVPNを通じて世界的に広がり、WannaCryのように、大規模な損害が発生した。WannaCryと同じく、NotPetyaもワームコンポーネントの中核部分に「EternalBlue」のコードを使用している。