
WannaCry
2017年に爆発的に流行した3つのランサムウェアは、どれも国家に所属するハッカーが開発したものとみられているが、それぞれ目的は異なる。最初に流行した「WannaCry」は北朝鮮政府のハッカーが開発したとされており、その目的は被害者を感染させ、当時厳しい経済制裁下に置かれていた北朝鮮政府のために身代金を集めることだった。同国政府は、経済制裁の影響を軽減するために、国家に所属するハッカーに銀行強盗や暗号通貨のマイニング、ランサムウェアの攻撃キャンペーンなどを行わせて資金を得ていたとされる。
WannaCryは大規模に広がり、世界的な感染の大流行が発生した。