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AWS、プログラミング言語「Rust」を重視する理由示す--エンジニア採用中

Liam Tung (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2020-11-30 11:10

 Amazon Web Services(AWS)は、人気が高まっているシステムプログラミング言語「Rust」のオープンソースコミュニティーを支援する計画の一環として、今後さらなるRust開発者を雇用していく意向を明らかにしている。

 オープンソースプロジェクトとして開発されているRustは2019年、バージョン1.0のリリースから5年を迎えた。その主な目標は、メモリー関連のセキュリティバグをFirefoxの「Gecko」レンダリングエンジンから根絶するというものだった。こういったバグの多くは、C++の「安全でないメモリーモデル」に起因しているとMozillaは説明している。

 Microsoftも、CやC++で書かれた「Windows」コンポーネントに存在し得るメモリー関連の脆弱性に対処する手段の1つとしてRustを実験的に利用している。Stack Overflowは開発者6万5000人を対象とした2020年の調査で、Rustが非常に好まれていることが分かったとしているが、なじみのない開発者も多いという。

 AWSは2019年にRustのスポンサーとなっており、Rustをいくつかのサービスで活用している。Linuxベースのコンテナーホスティング用OS「Bottlerocket」はその最新の例の1つだ。

 AWSはスポンサーシップを提供するだけでなく、自社の雇用力も活用することでRustをサポートしている。

 AWSは先頃、Rustと「Tokio」(Rustで非同期アプリケーションを書くためのランタイム)のコントリビューターの雇用を開始している。同社の長期的な計画をサポートするために、RustおよびTokioのチームを構築しているという。

 AWSのオープンソース戦略担当エグゼクティブMatt Asay氏は、「われわれはRustに依存しているので、Javaやそのほかの基盤となるテクノロジーと同じように、Rustについても社内に深い専門知識が必要だ」と述べた。

 AWSのシニアソフトウェアエンジニアリングマネージャーShane Miller氏はRustエンジニアの採用に関わっており、AWSにとってのRustの重要性について説明している。

 Miller氏は、「Rustは当社の長期的な戦略の重要な要素であり、AmazonのスケールでRustのエンジニアリングを提供するために投資している。これには、開発者ツールやインフラストラクチャーコンポーネント、相互運用性、検証が含まれる」と説明している。

 同社はソフトウェア開発やハードウェア開発、サポートエンジニアリング、システムおよびセキュリティエンジニアなど、Rustに関連する求人約120名を募集している。

 Amazonの「Echo」や「Kindle」などのデバイスを生み出した研究開発部門「Amazon Lab126」は、CやC++、Javaに加えてRustも使いこなせるエンジニアを数人募集している。AWSはサーバーレスコンピューティングサービス「Lambda」やホームセキュリティサービス「Ring」などのエンジニアも募集している。

 AWSのシニアプリンシパルエンジニアMarc Brooker氏は、Rust開発者を雇用する取り組みが、より多くの人がRustを習得し、貢献するよう促すことから、これはAWSとRustコミュニティーの双方にとって有益だと述べている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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