「情報通信白書」に見る情報通信政策の過去、現在、未来(1)--ICT産業の30年 - (page 4)

田島逸郎

2015-08-17 11:00

 コンテンツ消費においては、ネットの動画メディアの利用が若い世代において増加おり、YouTubeやniconicoなどの利用者数が順調に増加している。電子書籍においてはスマートフォン・タブレット向けサービスが2010年以降市場をリードし、2013年度には1000億円弱となっている。

 音楽配信においてもスマートフォン向けのものが増えているが、市場全体が縮小している。オンラインゲームについても、スマートフォンの市場規模が全体の半分近くを占めている。

 コミュニケーションにおいては、インターネットの登場で「1対1」から「1対多」「多対多」のコミュニケーションが容易に可能になり、自分の意見を発信することが容易になった。さらに、2000年代後半のSNSの登場は、投稿の公開範囲を自由にした。

 ネットショッピングについては順調に伸びており、世帯の割合、月間支出額ともに増加している。決済手段としての電子マネーも急激に伸びており、「Felica」をはじめとするICカード型の決済金額は2014年に4兆円を超えた。


ネットショッピングにおける利用世帯割合と
1世帯当たりの支出金額の推移(二人以上の世帯、2002年~2014年)
出典:「平成27年版情報通信白書」(総務省)

 企業においては、事務所のPC保有率が2002年に9割を超えた。インターネットの利用も黎明期から増加を続け、ホームページ開設による情報発信も概ね普及したと言える。広告手段としても広告費ベースで2003年に1000億円、2009年には地上波テレビを超え、2014年には1兆円を超えている。近年ではクラウドコンピューティングの利用も増加している。


インターネット黎明期における企業の利用状況と利用目的
出典:「平成27年版情報通信白書」(総務省)

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