AppleがEV開発にゴーサイン
- Apple Targets Electric-Car Shipping Date for 2019 - WSJ
Appleが開発コード名「Titan」というEVのプロジェクトを立ち上げているというのは、この前にやはりWSJが報じていた。この9月下旬の記事で目新しいのは、同プロジェクトが調査段階を卒業し次の開発段階へと一歩進んだらしいという点と、そして目標とする製品の完成時期が1年前倒の「2019年」になっているという点の2つだ。
また、将来的なロボットカー開発も視野に入れているが、当面はEV(現在のTelsaと競合するようなものか)一本でいく、といったことも書かれてある。
「AppleがEV関連の人材採用を加速させている」「人員を3倍増の600人程度まで増やしていいという承認が下りている」といった記述もあると同時に、「2019年完成というのは無理なんじゃないかという懐疑的な見方が開発チーム内にもある」という関係者の話や「Appleが自動車を開発する可能性は50~60%」というGene Munster(Piper JaffrayのApple番アナリスト)の見方もこのなかでは紹介されている。
AppleでEV関連のプロジェクトが動いているのはほぼ間違いないが、製品が日の目をみるかどうかはまだわからない、といった状況とも思える。
なお、これと前後してThe Guardianでは「Appleの法務担当者がロボットカーの開発に関して、カリフォルニア州の陸運局(Department of Motor Vehicles)に相談に行っていた」という話も報じられていた(*7)。
また、その1カ月ほど前には、やはりThe Guardianで「Appleがロボットカーの走行テストをする場所を探している」というニュースも報じられていた(*8)。