一方のグーグルは、昨年末にサムスンから引き抜いた幹部をモトローラのマーケティング責任者に据えた。
北米でのGalaxy端末躍進の原動力となったとされるサムスンのアグレッシブなマーケティングについては、以前も軽く触れたことがあるが、AdAgeによると元ナイキのトッド・ペンドルトンCMOと二人三脚でこの取り組みを率いてきたブライアン・ウォレスなるRIM出身の人物に、グーグルが「昨年夏あたりから秋波を送り始め、年末には引き抜きに成功した」という。水面下では「仁義なき戦い」とでも呼べそうな展開もあったようだ。
フレネミーな三角関係
フレンドとエネミーを融合させた「フレネミー」という言葉には、もはや手垢がついた感もある。実際、アップルとサムスンとの話では頻繁に使われていた。
だが、「三つ巴のフレネミー」あるいは「フレネミーの三角関係」という構図は、正直な話、ほとんど意識したことがなかった。まさに木を見て森を見ずと反省すると同時に、今後の展開にちょっとわくわくしているところである。
(文中敬称略、トップ画像はaoisora9x画で、CBS Interactiveが利用許諾を受けている)
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