NECとオラクルはビッグデータでも協業を深める
エリソンCEOの基調講演に続いて、スポンサーセッションとして、NEC執行役員常務の山元正人氏が「企業競争力強化に向けたビッグデータ活用とは〜価値ある情報の創出に向けたNECの取り組みについて〜」と題して講演。
データ量が急激な勢いで増加しているといった状況を各種資料を活用して示しながら、NECのビッグデータへの取り組みを「センサー」「指紋認証」「顔認証」などの技術のほか、「リアルタイム処理」「蓄積データ処理」「通信フロー制御」「非構造化データ分析」などの観点から具体的な製品をあげながら紹介した。
「ビッグデータに対しては、ニーズにあわせ、基盤層、収集・統合層、分析・メディア解析層において、最適な製品を組み合わせて提供することで多様なデータ処理を可能にする」とした。
また、新たなデータ処理製品として「InforFrame Relational Store」を発表。「データ量の増加にあわせてスケールアウトが可能になり、処理能力を高めていくことができる。ここではデータを高速に処理するためのNEC独自のマイクロシャード技術を採用。従来のデータベースでは解決できないスケールアウトなどの課題を解決できるようになる」とした。
さらに、「NECは1987年からオラクルと協業関係がある。4月3日にも運用管理領域での協業強化を発表したばかりだ。今後は、ビッグデータ領域においても協業を深めていくことになる」などと語った。
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