
モバイルの「全部入り」で、米Yahooが再び返り咲くか
かつてウェブの中心であったYahooは、Googleの元役員であり、モバイルを専門とするMarissa Mayer氏を新たな最高経営責任者(CEO)として迎えた。Mayer氏がYahooでその専門性をどう生かすかはまだわからないが、2013年には同社が技術的に大きく範囲を広げる可能性がある。
その理由は単純だ。Yahooは合併、買収、社内開発でモバイルに力を入れつつあるからだ。モバイルは、同社の傾いたブランドを再生しようとする試みの中心戦略だ。ほとんどの大手企業は、まだモバイルを収益化できていない。AppleもGoogleもアプリストアを持っているが、どちらもモバイル向け広告戦略はうまくいっていない。また、Facebookの10億人を超えるユーザーの約3分の1がモバイルユーザーだが、同社はまだこのユーザーをどう扱えばいいかを決めかねている。
もしYahooがモバイルプラットフォームで成功できれば、以前の栄光の日々が戻ってくるかもしれない。