
大手テクノロジ企業は、再生のために中国などBRICs諸国にシフトする
ブラジル、ロシア、インド、中国(いわゆるBRICs)は、企業の拡大に対する潜在力を見せ始めている。Amazonはすでにブラジルに一部部門を移しており、Microsoftも同様だ。Lenovoは、ほかの企業が狙う中国市場で、依然としてもっとも人気のあるPCメーカーだが、ブラジルにもPC組み立て工場を作ることに力を入れている。
マーケットの飽和がピークに達している中、企業は拡大を続けたいと考えているが、高い輸入税が壁となって、新市場に食い込むことが難しいのが現状だ。このため、企業がこれらBRICsの大きな収益の流れに食い込むためには、各国の国内に支店を構える必要がある。しかし、各国の国内規制がこれを難しくしており、新興諸国の政府はまだそれらの企業に友好的姿勢を示していない。2013年には何らかの足がかりができ、今後大きな利益が得られるようになる可能性がある。