
Apple製テレビは低迷するテレビ市場を復活させるか?
Appleは2013年に、自社製のテレビをリリースするだろうか?アナリストの発言が正しいとすれば、その可能性は非常に高いが、それはいつで、いくらだろうか?
Appleは7インチの「iPad mini」に高めの値段を付けることで、200ドル以下のミニタブレット市場への参入を捨てた。同社は数字を公表していないが、アナリストはこのミニタブレットが離陸に失敗したと考えている。もしAppleが本格的な「スマートTV」に対しても同じアプローチを取れば、より広いテクノロジ市場を復活させることはないかもしれない。
問題は、テレビはあまり頻繁に買い換えるものではなく、利幅も小さい商品だということだ。これが、ソニー、シャープ、パナソニックやそのほかの企業が(この経済状況にもうまく対応しているサムスンを除いて)苦戦しており、資金調達を検討している理由だ。テレビ市場への参入が必ず失敗すると決まっているわけではないが、Appleがこれをコントロールできるとすれば、Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏が2012年第4四半期の業績発表で述べたとおり、それは「趣味ビジネス」以上のものになるはずだ。しかし、ひどい時間の無駄だったということもあり得る。
ただし、「iTunes」と有料コンテンツをテレビに持ち込むことができれば、利幅がほとんどない控えめな価格で販売しても(GoogleやAmazonがタブレット端末でやっているように)、長期的にはテレビ向けコンテンツによって利益を得ることができるかもしれない。